GitHub Education の審査が厳しくなっていた話

もう2年前のようにはいかない

投稿: 2023年4月29日 (最終更新: 2023年5月21日) • 読了目安: 4 分
GitHub Education の審査が厳しくなっていた話
画像: Praveen Thirumurugan via Unsplash

2年前に使い始めた GitHub Education の期限が切れるというので更新しようとしたら、審査が厳しくなっていて却下されてしまった話です。

2年前の記事はこちら

学生は無料で GitHub Pro が使える?特典や申請方法などを解説!

「いかがでしたか?」を多用しまくっていた時代の記事です。

恥ずかしいので削除したいくらいなんですが、地味にこのブログで一番伸びている記事だったりするのでなかなか削除できていない次第です。

困難の始まり:GitHub からメールが来た

そんなこんなで GitHub Education を申請し2年間使ってきました。

そしてある日、GitHub からメールが来ました。

内容は「GitHub Education の期限が切れるから、あなたがまだ学生なのであれば再申請してね」というものでした。

GitHub からのメール

ということで2年前のように再申請しようとしました。

突如求められる位置情報

例のごとく学校のメールアドレスを入力し、学校名を入力し、GitHub の使用目的を英文で入力し、次の画面へ進もうとしたところ、位置情報の権限を求められました。

When you click “Continue” you will be prompted to share your location with us. Providing your current location helps us verify your affiliation with your chosen school. To continue you must modify your browser settings to allow GitHub to use your location information. (日本語訳:[続行] をクリックすると、現在地を私たちと共有するよう求められます。  現在地を提供すると、選択した学校との所属を確認するのに役立ちます。続行するには、ブラウザーの設定を変更して、GitHub が位置情報を使用できるようにする必要があります。)

学校への所属を確認するために位置情報を使用すると書かれています。

現在と学校があまりに離れていたら、本当にその学校に所属しているか怪しいですからね。

でも、通信制の学校の場合どうなるんでしょうね…

北海道に住んでいてN高に所属している人だと「現在地は北海道なのに学校は沖縄」という現象が起こりますが、きちんと審査されるんでしょうか。

それはともかく位置情報を許可しないと次の画面に進めないようだったので許可し、次の画面に進みました。

その後は今まで通り。でも落とされた。

その後は学校を地図から選んだり、学校の HP や規模を入力したりと、2年前と若干変わっていた部分はあるものの概ね同じ流れでした。

そして最後に学生証をアップロードして完了。

あとは審査通過のメールを待つのみと思っていたら、まさかの「不承認」メールが届きました。

GitHub から届いた不承認メール

提示された却下理由は以下の3点です。

  • GitHub のユーザープロフィールに、所属学歴の書類に記載されているフルネームと短い経歴を記入するまでは、認証される可能性は低いでしょう。
  • GitHub のユーザープロフィールに、画像に表示されているフルネームと短い経歴など、関連するすべての情報を記入しましたか?
  • 所属書類の提出には、端末のカメラの利用をご検討ください。アップロードされた画像は加工されやすく、信頼性に欠けるためです。

どうやら本名を登録しないと審査されないようです。

また、アップロードした書類が日本語のものだったのも原因かもしれません。アップロード画面をよく見たら、「英語の書類ではない場合は翻訳版をアップロードしてください」と書いてありました。(2年前は日本語の学生証でも通ったんですが…)

Google Lens で翻訳したものをアップロードしようとしましたが、一度審査に落ちているためかアップロード前の簡易チェックで弾かれました。

結局どうするか

そこで、考えました。本当に GitHub Education が必要なのかを。

2年前は「プライベートリポジトリでも GitHub Pages を使いたい」という理由で申請した気がします。しかし、今はすべて Cloudflare Pages に移行しているためその需要はありません。

強いて言うなら GitHub Copilot が使えることくらいでしょうか。実際、Copilot にはかなり助けられてきました。

でもそろそろ自立のときなのかもしれません。最近の自分は AI に頼り切っており、自分で調べてコードを書くというのが少なくなってきた気がします。

便利なものを手放すのには勇気がいりますが、これも自分の成長のためだと思い、悩み考えた末に今回は GitHub Education を再申請しないことに決めました。

数週間のうちに僕のプロフィールから Pro バッジは消えます。

今後は「ただの無料版 GitHub ユーザー」としてコーディングを続けていきます。