Pixel 7 を実質無料以下で手に入れた話 (返却なし)
投稿: 2023年6月11日 (最終更新: 2023年12月9日) • 5 分 で読了 • 2,320 語あの手この手で割引
この前 Pixel 7 の長期使用レビュー を書きましたが、今回はいかに Pixel 7 を安く手に入れたかという話をしていきます。
僕が Pixel 7 を購入したのは11月末と発売からは1ヶ月少し経った頃でした。
そこまで発売から時間は経っていませんでしたが、結果として返却なしでも実質無料以下で購入できました。
数年前は iPhone が回線契約をすれば一括1円で買えましたが、近年はスマホの廉価販売に対する規制が強まっており、ハイエンドスマホで一括1円を見ることはまずなくなりました。
そこで現在主流なのはいわゆる「スマホおかえしプログラム」という仕組みを利用した割引販売です。
この仕組みではスマホを48回分割で購入するのですが、2年後 (24回支払い後) に端末をキャリアに返却すれば残りの24回の支払いが免除されます。
それで、最初の24回の支払額を低く設定 (例えば月1円) に設定し、2年後に返却すれば端末代が安く済む (先程の例であれば 1円×24ヶ月=24円) というからくりです。
最近携帯ショップで見る「実質24円」というのは大体このような仕組みになっています。
ちなみに、スマホおかえしプログラムでも2年後に端末を返却せずに48回支払い、自分のものにすることが可能ですが、25~48回目の支払いは割引が適用されない場合 (単純に端末の定価を48分割した額、あるいはそれ以上) が多いです。
また、誤解している人が多いのですが、スマホおかえしプログラム自体はそのキャリアで回線契約をしなくても利用できます。
ただ、回線契約をした場合に比べて割引額は当然のことながら小さくなります。
なかなか複雑な仕組みですが、こうでもしないと規制をくぐり抜けられないのが現状なのです。
で、本題です。
実は、僕も Pixel 7 をお返しプログラムを利用して入手しました。
タイトルにある「返却なし」と矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、先述したようにお返しプログラムでも48回支払い切って端末を自分のものにすることが可能です。
僕の場合は返却せずに48回支払っても「実質無料以下」になったのでこのようなタイトルにしています。
また、「実質」無料なので、実際に端末代が無料になったわけではありません。
様々なキャンペーンが絡み合って「実質無料」になっています。
※購入したのは半年以上前で記憶が定かではない部分もあり、以下の説明において割引額が曖昧な箇所もありますがご了承ください。
まず、回線契約の有無に関わらず端末代が2万円割り引かれていました。
僕が購入したソフトバンクでは Pixel 7 の 128GB モデルは定価88,560円なので、2万円割り引かれると68,560円となります。
お返しプログラムで2年後に端末を返却せず、48回支払った場合の総額がこの金額になります。
まだまだ高いですね…
ですが、ここから驚くほど安くなっていきます。
ちなみに、その店舗ではソフトバンクの無制限プランを契約するとさらに割り引かれるというキャンペーンも行っていました。
しかし、僕はせいぜい月3GBしか使わないので無制限プランでは無駄が多すぎます。
当時は IIJmio でランニングコストを月900円以下に抑えていたのですが、無制限プランでは月5000円を超えてしまうため損をすることは明らかです。
そこで、ソフトバンクでは端末のみを購入し、回線はワイモバイルで契約する案を提案されました。
ワイモバイルでも IIJmio よりは月額費用は高くなりますが、それでもせいぜい数百円の差なのでその方向で行くことになりました。
というか IIJmio、破格すぎです。Pixel 7 を購入するために何店舗か回ったのですが、IIJmio の月額料金を伝えるたびに店員の方が困惑していました。通信品質も十分高いので、格安 SIM を探している方にはおすすめです。
話を戻しますが、このワイモバイルの特典がとにかくエグかったです…
詳しい経緯などは記憶が定かではないのですが、ワイモバイルで契約すると2万円の商品券がもらえました。
これで端末代は実質 68,560 - 20,000 = 48,560 円になります。
また、僕は某大手家電量販店 Yデンキで契約をしたのですが、ソフトバンク光に加入したり PayPay カードを発行したりすると家電が5万円引きになるキャンペーンをやっていました。
当時は別の会社の光回線を使っていたので少々面倒でしたが、家電が割引になる上ワイモバイルの月額料金も永久的に安くなるとのことだったので乗り換えました。
ちなみに光回線の切り替えですが、工事費や違約金はソフトバンクに負担してもらえた (一旦建て替える必要あり) ので切り替え費用はほぼかかっていません。
これで、端末代は 48,560 - 50,000 = -1,440円となり、実質無料以下になりました。
通信費も月990円(税込) と安く抑えられています。
参考までに2年後に端末を返却した場合の総費用も計算しておきます。
24ヶ月目までは月々の支払額が低く設定されており、2年間分割払いをした場合の総費用は記憶が定かではないのですが22,000円ほどだったと思います。
そこから2万円の商品券と5万円の家電割引が適用されるので、 22,000 - 20,000 - 50,000 = -48,000 円 と、48000円も得をする計算になりました。
この経験をしてみて、以前のような端末一括割引は規制されるようになりましたが、各代理店があの手この手で安くしようとしている印象を受けました。
その分仕組みが複雑になっていますが、そこに関してはネットの情報を見るなりして勉強する必要がありそうです。
それにしても大変な世の中になりましたねぇ……
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